2008年07月27日
新しいブランド、Pin & Greenが入荷して参りました。
毎日、ウォーキング日記ばかり書いていてもしょうがないので、今日は新製品のご紹介です。^^今年の1月だったと思います。
当店と取引のあるA社の営業さんが、自分の会社の企画部の人間を数人連れて当店にやってきました。
要件は、1.そのA社で新たなブランドを立ち上げる事。
2.ブランドコンセプトは廉価なブリティッシュでグッドイヤー。
3.廉価でも材料に妥協はしない。
こんな話でした。
「あのさ、グッドイヤーで材料に妥協がなくて廉価だって?あんたらの言う廉価っていくらよ?」
「はい、25000円位で考えています。」
ブリティッシュでグッドイヤーの相場がAlfred Sargentの素材の良くない安いので28000円位。
国産メーカーでも30000円を超える中、25000円だと?
「で、店長、今日企画の人間を連れてきたのは、第一弾のサンプルを持ってきましたので見てくださって、ご意見をいただければと。」
で、袋から出てきたサンプルを見て・・・・。
「こりゃぁ、すごい・・・。」
まず、アッパーの素材に度肝を抜かれました。
3マン代ではまず、あり得ない、きめ細かい上質のカーフ。
本場、ノーザンプトンでこのクラスのカーフならばAlfred Sargentで5マン以上は絶対にするランクです。
クロケットでもこんないいカーフ使っていただろうか・・・・?
ソールも見てびっくりしました。高級靴にしか施されないチャネル仕上げとカラス仕上げ。
2マン代でこの素材、クオリティ。
まず、あり得ないです。
営業さんに「すごいじゃん!これは絶対に売れるよ。やっぱ、おたくみたいに自社工場持ってれば出来るんだねぇ。」
と言いましたところ、その営業さんが「いいえ・・・実は、これ自社工場ではないんです。made in CHINAなんです。」
そうだよなぁ・・・国産でこの値段は無理だろうなぁ・・・。
made in CHINA。この言葉に対して、微々たるモノでも、偏見があるのは、私も含めて、全ての日本人に言える事ではないでしょうか?
昨今の餃子事件など、何か信用できないんですよね。^^
ただ、今の時代、「made in CHINA」を除けていたら生きていけないのも事実です。^^
身の回りの生活用品、ほとんどがmade in CHINA、およびアジア製ですよね。
いや、そんな事はない、私は日本製に拘る!と言う方。
そのあなたが信じている日本製も、食品偽装よろしくアジア製がほとんどですよ?
例えば、made in JAPANのヤカンがあったとしましょう。
あのお湯を沸かすヤカンです。
そのヤカン、made in JAPANと書かれていても実は・・・・。
「取っ手」を外した状態で中国から入ってきます。^^
つまり、ほとんど9割が中国で作っていても完成品ではない状態で日本に入荷し、日本の町工場で「取って」だけ付ける。
で、完成品でmade in JAPANと付けられます。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
こんな事が当たり前のように行われている日本です。
ですので、made in JAPANが、どこまでmade in JAPANなのか?これを管理する機関、法も無くやり放題なのが現状です。
こういう外国で9割作って自国で簡単な1割だけの作業で、自国製を名乗るシステムをノックダウンと言います。正確には辞書によると、ノックダウンとは「部品セットで輸出し、 組み立ては現地で行う輸出方式」とあります。
このノックダウンは、靴だけではありません。
電化製品もカバンも食料品も・・・・。
また、こういう事があたりまえの国も日本だけではありません。
イタリア、フランス、英国、米国と先進国ほどノックダウンが多いのが現状です。
私が思うに、先進国ほど自国を称賛する傾向にあります。
それは、決して悪い事ではございませんが、その反面、他国を下に見る傾向があります。
それはなぜなんでしょうか?戦争の歴史からなのでしょうか?
本当は資源(石油)が欲しいのに、米国は「世界の警察」だと言って大量破壊兵器の疑惑のもとにけしかけた戦争。
何の意味があるのでしょうか?
もう一度、言わせていただきますと、自国に誇りを持つ。これはあたりまえで素晴らしいことです。
しかし、反面他国を下に見る事は間違っています。
「自国に誇りを持って、他国も尊重する。」これが正しい考え方なのではないでしょうか?
そう思わないと人類は永遠に戦争と言う愚かな戦いに、全てを費やしていかなければならないと思います。
で、行き着く所は環境破壊や核汚染で人類の滅亡、地球が終わる日が必ず訪れます。
話がだいぶ脱線してしまいましたが、結局何が言いたいかと言うと、made in CHINAでもちゃんとやっている人もいるんだと云いたいだけなんですが・・・。^^あんだけ人口が多いんですから、ある意味「いい加減な部分」が目立つ確率が多くなるのも事実でしょう。
今回のPin & Greenは、私が責任を持てお勧めできる、すばらしい仕事をする工房です。
ちなみに、この工房、言えませんが名だたるブランドの靴のOEM(ノックダウン)もやっています。
聞いたらショックを受ける人も多いと思います。^^
え??あの英国ブランドも??
えええ?あのフランスブランドも??
逆に言えば、それだけ名だたるブランドが委託するくらい品質が高い工房なのです。
今回、私は、このPin & Greenを見て、完全にmade in CHINAの偏見が取れました。
本当にmade in CHINA?と思うくらい丁寧なんですよ。
made in CHINAにも本気の良い仕事をする工房がある事を知りました。
まずは、お店で手に取って見てみてください。
まず、今回は内羽根のストレートチップと3アイレットのプレーントゥです。企画の段階では若干ロングノーズ気味でしたが、もっとクラッシックなラストでお願いしました。
っていうか昔のクロケット&ジョーンズのようなLASTでお願いしました。
グッドイヤーで国内でオールソール交換が可能です。
アッパーさえ、ちゃんと手入れしていただければ10年、15年と履けそうです。
価格は税込26040円です。
今回、新ブランド展開と言う事で、当店にてPin & Greenを現金にてお買い上げいただいたお客様で、「ブログを見たのでシューキーパーくれ」と言っていただければ、木製のシュートゥリーをサービスいたしますね!
Pin & Green
Hand Made collection.....
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